ドイツ・ラインラント=プファルツ州のマル・ドライヤー首相が来校しました

2023年10月23日、ドイツのラインラント=プファルツ州からマル・ドライヤー首相をはじめ、政治、産業、学術、メディアなど各界の代表者からなる26名の日本訪問団が本学を訪れました。同州には本学の協定校が2校(ルートヴィヒスハーフェン経済大学とトリーア大学)あり、研究教育の両面で活発な交流を行ってきました。上智大学を同州でより広く知ってもらい、これまで以上に多角的な関係を築く手がかりとするため、ルートヴィヒスハーフェン経済大学のフランク・レーヴェカンプ教授の仲介により、今回の訪問が実現しました。

集合写真

はじめに、ドライヤー首相、トリーア大学のアンドレアス・レーゲルスベルガー教授、本学の木村護郎クリストフ外国語学部長やドイツ語学科の河﨑健教授とアンゲラ・リプスキー教授らを交えて、日独の移民・エネルギー政策、介護問題、災害対策などについて議論が交わされました。

学生たちとの懇談

続いてドイツ語学科の学生11名が、日本の女子学生の現状や就職活動の経験、日独の就業観の違いといったテーマでスピーチを行い、首相らから質問を受けました。さらにドイツ語学科の学生数名がドイツの政治事情について首相と質疑応答をするなど、同州からの留学生も交えて終始和やかな雰囲気の中で懇談が行われました。

最後に、曄道佳明学長、永井敦子学生総務担当副学長、国際教養学部のスヴェン・サーラ教授を交えての懇談が行われました。曄道学長は上智大学の設立に重要な役割を果たした同州コブレンツ市出身のヨゼフ・ダールマン神父の話や、今日までの本学とドイツの深い関係性について触れ、「両大学、州との関係、国との関係、全てを発展させていきたい」と述べました。その後、少子高齢化や移民の問題など、日本とドイツに共通する社会課題などにも話は及び、和やかに閉会しました。

曄道学長
マル・ドライヤー首相と学生たち

上智大学 Sophia University