上智学院と国際食文化交流協会が連携協定を締結しました

「言語」「食」「異文化」をテーマに国際親善・文化交流の機会を社会に提供
上智学院理事長の佐久間勤(左)と三國清三氏

上智大学などを運営する学校法人上智学院と、一般社団法人国際食文化交流協会(東京都新宿区、代表理事:三國清三)は、2018年5月8日に連携協定を締結いたします。同協会が教育機関と協定を締結するのは初となります。

上智学院および国際食文化交流協会は、ラグビーワールドカップ2019並びに東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に係わる取り組みに注力しています。2大国際スポーツイベントの東京及び全国12会場開催を契機と捉え、両大会の歴史的成功に貢献するとともに、日本の食文化を世界に向けて発信する活動を通じ、国際交流の推進および食を中心とした学びによる異文化理解促進のために連携することを基本目的としています。

この度の協定締結により、上智学院の学生・生徒に対し、日本の食文化を学ぶ経験や、貧困・環境・経済・健康といったグローバル社会が抱える課題に、「食」という新しい視点で向き合い、学ぶ機会を設ける予定です。具体的には、国際食文化交流協会のネットワークを活用した講演会の実施や連携講座の開講、食育プログラムへの協力などを検討していきます。双方が持つ資源を十分生かし、特に「言語」「食」「異文化」をテーマにした国際親善・文化交流の機会を創出し、広く社会に提供していくことを目指します。

協定締結の背景

上智学院では、「他者のために、他者とともに」の教育精神に基づき、東京2020大会のみならず、ボーダーレスな共生社会の実現を展望する機会を提供することを目的に、「ソフィアオリンピック・パラリンピックプロジェクト」を2016年に立ち上げました。これまでに、言語ボランティア養成講座の実施、リオおよび平昌パラリンピックへの調査団派遣のほか、共生社会やオリンピック・パラリンピックに関する授業開講、交通機関のバリアフリー調査などに取り組んでいます。また、ラグビーワールドカップ2019に向けても、日本ラグビーフットボール協会に学生をインターンシップとして派遣しているほか、同大会へのボランティア協力も予定しています。

国際食文化交流協会は、「日本の食文化」を世界に向けて発信し、広く食に関わる業界全体と食文化の発展に寄与する活動を展開しています。日本を代表するシェフで代表理事を務める三國清三は、ラグビーワールドカップ2019組織委員会顧問ならびに東京2020オリンピック・パラリンピック組織委員会顧問を務めていることから、上智学院の取り組みに共感し、連携協定を締結する運びとなりました。


報道関係のお問合せ

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