経済学部経営学科の閔 廷媛准教授が、公益財団法人日本生産性本部「2017年度生産性研究助成」に4月6日付で採択されました
研究課題:あがり(choking under pressure)をもたらす競争的相互作用パターンの解明:理論及び指標の開発と実証分析
助成期間:2018年4月1日~2019年3月31日
研究概要:多くの研究分野では、高い能力を持つ個人が多くの時間を投資すると、高いタスク生産性やパフォーマンスが得られるという前提をおいている。しかし、これは必ずしも事実ではない。その1つの理由として「あがり(choking-under-pressure)」が挙げられる。「あがり」とは、個人の生産性やパフォーマンスがプレッシャーの下で低下する現象を表し、病院での手術、学校での試験、スポーツ競技など、様々な面において想定外の失敗をもたらす。本研究課題では、あがりを助長・防止する競争的相互作用のパターンの理論と指標を開発する。また、その指標を用い、個人に競争的プレッシャーを与え、あがりをもたらす競争状況に関する実証分析を行う。実証分析には世界フィギュアースケート大会に参加した男女選手の時系列データ(約70大会)を用いる。本研究課題は慶應義塾大学三橋平教授との共同研究として行っている。
◇公益財団法人日本生産性本部の詳細はホームページをご参照ください。