■名前:藤澤 珠綺 ■学部学科・学年(留学当時):法学部国際関係法学科2年 ■留学時期:2025年9月(10日間) ■留学先(国・大学):スイス・ジュネーブ ■留学形態:実践型プログラム「ジュネーブ国際機関集中研修」
上智大学では毎年多くの学生が日本を飛び出して世界各国に留学しています。言語、文化、生活習慣の違いを乗り越えた先に見えたものとは。留学した学生たちの声を集めました。
大学で国際法を学ぶなかで、どのように現場で実際に運用されているのかを見てみたいと思ったことです。
また、Geneva Graduate Instituteへの留学を考えていたため、現地の大学院生との交流が予定されていたのも大きかったです。
国連を訪れることができる研修は夏休み中に1回(ジュネーブ国際機関集中研修)と春休みに1回(ニューヨーク国連集中研修プログラム)あり、私はスイスの大学院に興味を持っていたことから前者を選びました。
国際機関を訪れるという独特の緊張感がありました。事前講義を通じて、実際に「このエリアは撮影禁止」といった厳格なルールがあったり、パスの事前発行が必須の機関があったりするなどを知ることができ新鮮でした。
渡航前に各機関のホームページで、概要を掴むことを意識しました。一方で、職員の方に質問する時間をいただけることが多かったので、サイトだけではわからない直接聞く意義のある質問を用意しておけばよかったと思います。
ジュネーブという地域は住宅や観光施設が多くなく、要人を迎え入れる体制が整っている都市、という印象でした。規模は違いますが、東京の中の永田町や霞が関に近いイメージかもしれません。
世界でも稀に見る国際機関が集中する都市であり、都市全体に独特な雰囲気がありました。ちょうど国連機関の資金不足とそれに伴うリストラが話題になっていた時期に渡航したため、歴史的な転換点を間近で見ることができていると感じました。
各国際機関に訪問し、職員の方に1時間ほど業務内容等のお話を聞き、その後質疑応答の時間が1時間程度ありました。日本での授業より活発に質問が出たのはもちろん、現在進行形で動いている時事問題に関連したお話が多く、自分事として捉えられる内容が多かったです。
また、職員の方とお話する際に、自分の専攻や興味を持っていることと、当該機関を結びつけて質問することで、単なるインタビューではなく自分自身にとって実のある時間になったと思います。
毎日寝る前にその日に訪れた機関について感じたことを書き残しておくようにしました。短いプログラムなので、渡航中に何をするかだけではなく、その経験をその後どのように生かすかも大切にすることを意識しました。
ICRCに伺った際、捕虜になっている方の健康診断を行うという業務があることを初めて知りました。中立的な立場を維持しつつ、政府に対して衛生上の要請を行ったり、捕虜の方とその家族の架け橋としての役目を担ったりした体験談が印象に残っています。
また、志望したきっかけでもあったスイス大学院生との交流では、私が検討している上智の「3+2プログラム」を活用してGeneva Graduate Instituteに留学された方もいて、直接お話を伺うことができました。学部での専門領域の学習と英語力向上との両立や、院進後のキャリア形成の展望などについて歳の近い方から率直なお話を伺えたことで、具体的なイメージがついたと同時に、プログラムへの興味がさらに増しました。
ジュネーブはフランス語が公用語で、特に標識や商品の表示がすべてフランス語だったので、シャンプーひとつ購入するのにも手間取りました。スマートフォンの翻訳機能と英語でのコミュニケーションを駆使しました。
国際機関に対して話し合いの中心地のようなイメージを持っていましたが、現場に赴いて支援や調整を行う実務的な側面が強いのだなと感じました。また、海外での礼儀作法や目上の人と話す際の姿勢が身につきました。
渡航前は海外大学院への進学を考えていました。実際に訪れてみて憧れが強まった側面もありますが、今まで見えていなかった自分の弱点や、知らなかった進路についての知識を得て、将来設計を見直すきっかけになりました。
留学する際、心配なことや諦めなければいけないことがあるかもしれません。ですが、渡航する前は想像もしていなかったような他の何物にも得難い経験をすることが出来ます。迷っているならぜひチャレンジしてみてください!
HOME
記事一覧
Features
Window to the World
憧れを超えて見えてきたもの。ジュネーブで体感した国際機関のリアル