2023年12月1日、上智大学が加盟するアジアのイエズス会系高等教育機関のコンソーシアムであるAssociation of Jesuit Colleges and Universities in Asia Pacific(AJCU-AP)の加盟校間で、国際交流・グローバル教育を担当する教職員が集まる国際実務担当者会議(Meeting of the International Networking Officers) を開催しました。
本会議は毎年AJCU-AP加盟校が持ち回りで開催しており、参加機関の近況報告や全体に共通して取り組む各種事例の協議を行い、関係者間の連携強化・ネットワーキングを図るとともに、毎年夏に開催される本コンソーシアムの学長会議での協議事項の詳細調整を行うことを目的としています。本学では初開催となった今回は、加盟校のうち13大学・機関から17人が来日し、これに本学関係教職員を含めた約30人が参加しました。
会議前夜11月30日の歓迎ディナーに続いて開催した12月1日の会議では、まず、サリ・アガスティン理事長によるお祈りと開会挨拶が行われました。続く午前の部では、AJCU-AP間で毎年夏に持ち回りで開催している学生参加プログラム「AJCU-APサービスラーニング・プログラム」「グローバル・リーダーシップ・プログラム」(本学ではグローバル教育センター開講の「実践型プログラム」のカテゴリーで実施)の今年度の振り返りと次年度の開催校や開催形態について、プログラムを直接担当する実務者同士で実際的な協議を行いました。
キャンパスツアーとランチを挟んだ午後の部では、今年8月にフィリピン・バギオで開催された学長会議のフォローアップ事項として、本コンソーシアムに共通する課題について報告や意見交換がなされました。コンソーシアム内のCOIL(大学間の授業等を繋ぐオンライン国際協働教育の手法)の推進や、イエズス会教育精神に基づく、本コンソーシアムならではの特色を生かした教育プログラムや教職員向けプログラムの発展や開発についてさまざまな意見交換や、各参加機関で実施している事例の情報共有を行い、AJCU-APとしてますます連携を深化させる協議を継続すること、また、来年8月の学長会議(中国・The Beijing Centerにて開催予定)での協議に発展させることを実務担当者間で確認し、曄道佳明学長の閉会挨拶をもって会議は終了しました。
会議終了後のフェアウェルレセプションでは、打ち解けた雰囲気で参加者間のネットワーキングが進み、また来年以降も学長会議や国際実務担当者会議、学生プログラム開催時といったさまざまな機会で再会することを楽しみにしながら、和やかに閉会となりました。
【参加大学・機関】
Ateneo de Davao University (Philippines)
Ateneo de Naga University (Philippines)
Ateneo de Manila University (Philippines)
Xavier University – Ateneo de Cagayan (Philippines)
Sanata Dharma University (Indonesia)
Politeknik Atmi – Surakarta (Indonesia)
Fu Jen Catholic University (Taiwan)
Sogang University (South Korea)
本学 (Japan)
Myanmar Leadership Institute (Myanmar)
St. Aloysius Gonzaga Institute of Higher Studies (Myanmar)
Xavier Learning Community (Thailand)
The Beijing Center for Chinese Studies (China)
Ricci Hall, The University of Hong Kong (Hong Kong, China)