日仏文化シンポジウム「アートと文化が歩む新たな道」 が開催されました

10月3日、6号館101教室において、日仏文化シンポジウム「アートと文化が歩む新たな道」が開催されました。文化庁、フランス大使館/アンスティチュ・フランセおよび日本経済新聞社が主催し、本学が共催しました。

本シンポジウムは、1953年に日仏文化協定が調印されて70周年となるのを機に、文化関係者、アーティスト、学界の代表者などが一堂に会し、芸術・文化と新技術の相互作用について考える機会として企画されたものです。

本学が質の高いフランス語教育により長年フランスとの友好関係を築いてきたことなどから、フランス大使館の依頼で共催の運びとなりました。

10月3日にシンポジウムを開催

冒頭、曄道佳明学長が歓迎のメッセージを述べ、続いて日仏政府を代表し、都倉俊一文化庁長官およびフィリップ・セトン駐日フランス大使から挨拶がありました。

 

シンポジウムは、午前の基調講演「アートと文化が歩む新たな道、フランスと日本の展望」と、それに続くディスカッションで始まりました。

午後は3つのラウンドテーブルで構成。それぞれ、フォーラム1「クリエイション、アーティストと人工知能(AI)」、フォーラム2「文化遺産と文化のアクセス:最新技術がもたらすものとその課題」、フォーラム3「拡張されたコミュニティ:社会的・技術的イノベーションはいかにして文化を享受する人々の層を広げることができるか」をテーマに、日仏双方から各フォーラムに5人ずつ、計15人が登壇しました。

フォーラム3には矢入郁子教授(右端)が登壇しました

フォーラム3には、本学から理工学部情報理工学科の矢入郁子教授がパネリストとして参加。矢入教授は、脳計測とバクテリアなどの微生物叢研究からみた個の多様性と群れのダイナミクスについて説明し、21世紀のコミュニティについて他の登壇者と議論を交わしました。


学長と駐日フランス大使
曄道佳明学長(右)とフィリップ・セトン駐日大使       (駐日フランス大使館にて)

シンポジウムに先立ち、曄道学長とセトン駐日フランス大使が懇談。曄道学長が「本学はフランスの高等教育機関25校と交換留学協定・学術交流協定を締結しています」と説明すると、大使はその数の多さに驚いていました。そして、今後とも両者がより密接な連携を続けていくことを約束しました。

上智大学 Sophia University