自然資本・生物多様性喪失の解決を目指す機関投資家による協働イニシアティブ「Spring」に参画します

賛同する国内外の131団体のうち教育機関としては上智学院が唯一の参画

学校法人上智学院(東京都千代田区、理事長:アガスティン サリ)は、国連責任投資原則(Principles for Responsible Investment、以下「PRI」)が新たに設立した、生物多様性に関する課題をテーマとした協働エンゲージメント・イニシアティブである「Spring」に、教育機関として唯一参画しました。「Spring」は投資を通じて生物多様性保全に取り組む企業を後押しするグローバルなイニシアティブで、教育機関としての参画は世界的にも極めて稀な事例となります。

上智学院では、気候変動を極めて重要な社会課題と位置付けており、 自然資本・生物多様性の保全についても、気候変動問題と密接に関わる重要なテーマであると認識しています。本イニシアティブに取り組むことで、気候変動への適応や人権の推進など、関連する他の持続可能な開発目標にも貢献することを目指します。また、投資判断においてESG課題を考慮することが、資本市場の健全な発展と持続可能な社会の実現に貢献するものと考え、責任あるアセット・オーナーとして、今後も社会的責任を果たすためのESG投資を推進します。

「Spring」の概要

  • 2023年10月、東京で開催されたPRIの年次カンファレンス“PRI in Person”において生物多様性に関する協働エンゲージメントのイニシアティブ「Spring」が設立される旨が発表
  • 当該イニシアティブは2030年までに生物多様性の喪失を食い止め、回復させるというグローバル目標に対し、機関投資家が最大限貢献することを目的に設立
  • 生物多様性に関する課題(森林喪失や土地劣化等)をテーマに、当該課題に対する影響が大きい企業を選定し、企業の課題解決に向けた取組みを後押しする

上智学院のESG投資に関する取り組み

日本の高等教育機関として初めてPRIに署名し、全国の教育機関に先駆けてESG投資を実践している上智学院は、2023年のPRI年次評価(2022年の活動を対象とする評価)において、評価対象となる全ての項目で最高評価となる「5つ星」を獲得しました。PRIの署名機関は、毎年各分野の取組状況に関する報告書をPRIへ提出する義務があり、その報告書を元に、PRIが実施状況等を評価します。分野毎の得点に応じて5段階で評価が付与され、「5つ星」が最高評価となります。


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