神学部神学科の角田 佑一 助教が高志の国文学館の「令和5年度高志プロジェクト」に4月28日に採択されました
研究課題
「角川源義の初期文学・思想の研究」
研究概要
本研究の内容は、角川源義(1917-1975)の中学校時代から大学予科・本科時代を経て角川書店創立期(1930-1945)に至るまでの彼の初期文学・思想の内容を解明することである。とりわけ、以下の二点を明らかにしたい。
第一に角川が中学校時代から伊東月草主催の俳誌『草上』に投稿した俳句を調べ、彼が富山の風土にもとづいてどのような内容の俳句を詠み、大学予科入学直前の角川の論考「金尾梅の門研究」を参考にしながら、金尾からどのような影響を受けて、自らの俳句を作っていったのかを探求する。
第二に角川が國學院大学予科・本科の時代に折口信夫からいかなる影響を受けて、自らの国文学研究、民俗学研究(富山県の民俗の研究も含む)を行い、角川独自の関心(敗者の文学、語り物文芸の重視、和邇氏の研究など)にもとづいて、自らの思想を形成していったのかを明らかにする。
研究担当者
神学部神学科 助教 角田 佑一
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