学科の特色
新聞学科は、ジャーナリズムやメディア・コミュニケーションの社会的役割、機能、影響を多角的に探究する学際的な学科です。ニュース報道やメディアに関する幅広い課題を扱い、1932年に日本で初めてジャーナリズムを専門的に学べる学科として設立された本学の歴史に基づく学びを提供しています。
SPSFコースでは、持続可能な未来に関する課題に特に重点を置いています。持続可能な未来の実現には、世界中のジャーナリスト、コンテンツ制作者、メディアの効果的かつ倫理的な関与が不可欠です。本プログラムは、ジャーナリズムとマスコミュニケーションに関する知識・技能・能力を養い、持続可能な未来の実現に貢献できる人材を育成します。
1年次には、メディア・コミュニケーションの基本理論や学術的な研究手法を学びます。2年次以降は、ジャーナリズム、マスコミュニケーション、国際コミュニケーション、倫理に関する高度な科目を履修します。さらに、2年次から4年次にかけて、持続可能な未来に関する批判的視点や研究・分析力を育むゼミナールを受講します。 最終学年には、卒業論文の執筆を通じて学びを総括します。
ジャーナリズムとメディア・コミュニケーションを通じて持続可能な未来を理解し、議論することに関心を持つ学生の皆さんを心よりお待ちしています。
教育の目的・方針
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ジャーナリズム、メディア・コミュニケーション全般を対象に、その社会的役割や機能、影響過程など、報道やメディアに関わる諸問題を幅広く考察すること
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社会人に必要なコミュニケーションに関する教養を備え、高度なコミュニケーション能力とメディア・リテラシーを身につけた人材を養成すること
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本学科では、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。
- ジャーナリズム、メディア・コミュニケーション、情報といった諸領域を対象としたこれまでの学問的蓄積と、それらを踏まえた実践的な調査能力、分析力、批判力、構成力、表現能力
- 「理論と実践」の両面からバランスよく学び、ジャーナリズムの現場やメディア・コミュニケーション、情報などを扱う分野で活躍するための能力
- 情報化が進む現代社会を、よりよく生きるための高度なコミュニケーション能力とメディア・リテラシー
なお、上記に加え、SPSFでは6学科(新聞学科、教育学科、社会学科、経済学科、経営学科、総合グローバル学科)共通要件として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。
- Sustainable Futuresについての基礎知識を修得の上、その必要性を理解し、自らの専門分野と様々な分野の知見を活用し、関連する諸課題の解決に向けた行動をとることができる。
- 自らの専門分野に加え、6学科のうち、自らが所属する学科以外の5学科の様々な分野の視点や手法を理解し、多様な角度からものごとを考え、表現することができる。
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本学科では、ディプロマ・ポリシーに沿って、次の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。
- ジャーナリズム、メディア・コミュニケーション、情報に関する諸領域を、理論的アプローチ、国際的なアプローチ、現実的な諸問題の分析アプローチから学ばせる。
- 上記カリキュラムと並行して、その表現力、検証力、批判力などの能力の向上に向けた実践的アプローチもバランスよく扱うことで、「理論に偏せず、実践にも偏らない幅広い教育」を実現する。
- 全ての学生が、専任教員が担当する個別の演習を履修し、小人数教育のなかで、批判的な見方や研究・分析の能力、倫理を醸成する。
- 4年間で修得した知識、分析力、技能の集大成として、専任教員の個別指導の下で卒業論文を課す。
なお、上記に加え、SPSFでは6学科共通のディプロマ・ポリシーの達成を目的として、次のようにカリキュラムを編成しています。
- 1年次にはSPSF共通科目でSustainable Futuresの基礎知識と各専門分野の視点から見た関連する問題を理解する。そこで得た知見を踏まえつつ、全学共通科目の選択科目を通じて、Sustainable Futuresを巡る諸課題に対する理解をさらに深めるとともに、各学科開講の専門科目を学び、各専門分野の視点・内容および手法を学ぶ。3年次にはSPSF共通科目で学んだ知識を統合し、Sustainable Futuresを巡る諸課題の解決に向けた実践力の基盤を養う。
- 自学科の専門分野について段階的に学ぶとともに、他学部・他学科開講科目のうち選択必修や選択科目に指定された科目を中心に幅広く学び、多様な視点・内容や手法、包括的な考え方を身につける。
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本学科では、以下のような学生を受け入れます。
- 情報化が進む現代社会において、ジャーナリズムやメディア・コミュニケーションの諸領域に積極的な関心を持ち、それを深く学び、考える意欲がある。
- 現代社会に対する問題関心を突き詰める姿勢と、それらの問題について批判的に検証する論理的な思考力、判断力がある。
- 自らの問題関心に基づいた調査研究の成果を表現する能力、説明する対話力がある。