半導体研究所は、上智大学創立100周年記念事業の一環として、西澤潤一博士の功績を記念し、半導体工学及びこれに関連する基礎電子工学・基礎物性に関する研究を行ない、もってわが国の学術・文化の発展に寄与することを目的とし、2009年10月1日設立されました。
活動内容
半導体研究所では、理工学部で活躍する半導体関係の研究者を中心にサステイナブルな社会の構築に貢献しうる革新的な次世代半導体技術の開発を目指しています。現在は、時限研究部門であるナノテクノロジー研究センター(センター長:富樫理恵准教授)と連携して企業との共同研究プロジェクト「ナノコラムを用いたレーザデバイスの研究」の支援を主に行っています。このテーマの中核となるナノコラムは、上智大学が創成した新技術であり、ナノ結晶効果によって窒化物半導体が直面する技術的課題を克服し、新しいエネルギー・環境適合型デバイスの実現を目指して研究を進めています。また、時限研究部門であるフォトニクス研究センター(センター長:菊池昭彦教授)と協力して、本学理工学部の半導体研究者と学外の半導体系研究者との効率的な研究協力体制を構築するための拠点としての役割を担っています。