次世代航空機CAE技術研究開発センター

航空機設計におけるバーチャルテスティングの実現を目指す

次世代航空機CAE技術研究開発センターは、民間航空機設計に資することができる計算機援用工学(CAE:Computer Aided Engineering)の技術開発を行うことを目的として研究活動を行っています。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究プロジェクト(複合材時代の理想機体構造を実現する機体設計技術の開発)に関して、東北大学からの再委託研究を円滑に行うことを主目的として、具体的には、つぎの二つの研究項目を実施しています。

  1. 熱可塑性CFRPを用いた機体設計シミュレーターの開発
  2. 熱可塑性CFRPを対象としたバーチャルテスティング技術開発

研究開発においては、複合材料工学と計算力学に基づき、有限要素法に代表される数値シミュレーション手法を用いた多岐にわたる工学解析、検証のための実験、ソフトウェアの開発などを実施しています。その成果は我が国の航空機産業の発展に寄与することができます。さらに、実施内容に関連して学生の研究課題を設定し、研究指導することによって、将来、航空機産業のみならず、ものづくり産業で活躍できる優秀な技術者の輩出を期待するものです。

上智大学 Sophia University