ナノテクノロジー研究センター

ナノコラムとナノ結晶を基礎に三原色発光デバイスの可能性に挑む

ナノテクノロジー研究センターは、上智大学におけるナノテクノロジー研究の中心的な役割を担う組織として2008年4月に設置されました。現在、企業との共同研究プロジェクトによる研究が中心となって活動しています。本研究センターでは、プロジェクトチームのメンバーが創成したナノコラムとナノ結晶を基礎にして窒化物半導体デバイスの課題を克服し、三原色発光デバイスの基盤技術の確立とナノ結晶に基づく新物性現象の発現を探索し、学問的にナノ結晶効果を明らかにすることを目的に活動しています。青色発光ダイオード(LED)が、高輝度・低消費電力白色光源をもたらしたことで注目されています。本研究では、赤、緑、青色レーザ/LEDを同一の結晶上に一体的に作りこんだ高機能・超微細構造の三原色集積型レーザ/LEDの基盤技術の開拓を進めており、これが社会実装されれば、プロジェクション型レーザ/LEDディスプレイ、網膜走査型ディスプレイなどに革新をもたらして、フルカラー応用分野に大きなインパクトを与えます。

上智大学 Sophia University