キリシタン文庫は、日本26聖人の殉教記念日である1939年2月5日、日本のキリシタン宣教史、および宣教に伴う日欧文化の交流を研究すると共に、その知識と成果を広く普及させることを目的とし、故ヨハネス・ラウレス師によって設立されました。

活動内容

学際的視野から国内外のキリシタン学関係史資料の蒐集、研究、出版などの事業を行い、その成果を公表して本大学における教育と研究に役立てると同時に、キリシタン学に関する専門図書館として広く学界に貢献しています。蔵書数は約15,900冊を数え、16~17世紀に西欧で作成された貴重資料(図書、古地図)の他、明治初年に刊行されたプティジャン版と同時代の天主公教会の出版物など約2,300冊も所蔵しています。近年は科学研究費補助金を得て、ラウレス編『吉利支丹文庫』(文献目録)の第三版をインターネット版(ラウレスキリシタン文庫データベース)と、キリシタン文庫所蔵のキリシタン貴重資料のバーチャルライブラリーを併設して、世界に向けて公表しています。

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