アメリカのパーティー文化が広げてくれた人生の選択肢

■名前:佐々木優大
■学部学科:文学部史学科
■留学時期:2022年8月~2023年5月
■留学先(国・大学):アメリカ・スクラントン大学
■留学形態:交換留学

上智大学では毎年多くの学生が日本を飛び出して世界各国に留学しています。言語、文化、生活習慣の違いを乗り越えた先に見えたものとは。留学した学生たちの声を集めました。

-なぜアメリカに留学へ行こうと考えましたか。

史学科の教授の話がきっかけでした。西洋史を専攻しているため、欧米の歴史に関する授業を中心に受けていたのですが、そこで教授が話してくれた海外の話を聞いて、海外の文化を直接目にしたいと思い留学を決めました。アメリカを選んだのは、日本と全く異なる文化や生活スタイルを持つ国に行きたかったからです。大学は、より現地の文化につかるために日本人の少ない大学を選びました。

-留学にあたり不安な点はありましたか。

初めての海外であったため文化になじむことが出来るか、また英語での授業についていけるかなど不安に感じていました。ウェブサイトやYouTubeを使い、事前に現地の生活や文化について調べていました。今振り返ると、留学前に英語でのディスカッションの練習はもっとしておけばよかったです。現地では話すスピードが速く、とても苦労しました。

-留学先の大学や学生の雰囲気はどうでしたか

スクラントン大学は、田舎にある小さな大学だったので、すごくアットホームな雰囲気でした。学生は、本当に様々でしたが、誰に対してもオープンで親切な人が多かった印象です。

-どのように交友関係を広げていきましたか

週末に大学で開かれたパーティー

学内でのアルバイトをしたことと、パーティーにも積極的に参加しました。アメリカでは、週末になると誰かがパーティーを開いているので、暇があれば毎回参加していました。また、国際交流団体での活動にも注力しました。友達とともに国際交流イベントを企画し、現地の学生に向けて日本文化に関するプレゼンやアクティビティを行いました。

-授業の様子、学習内容、試験などは日本と比較して違いがありましたか。

学習内容やテストはあまり大きな違いはありませんでしたが、授業では大量の予習と積極的な発言が求められました。特に史学の授業では、本を読む必要があるため、週末を使って一生懸命取り組みました。また、どうしても予習や復習が間に合わないときは、オフィスアワーを使って教授に相談しました。

-留学先ならではの魅力や、新たに気付いた点は何ですか。

旅行で訪れたニューヨークのタイムズスクエア

留学では、様々なバックグラウンドを持った人と触れ合うことが出来ます。そして、新しく出会った仲間が自分に新たな視点や可能性を教えてくれると思います。特に印象的だったのが、人の温かみです。ルームメイトの一家とその親戚たちと過ごしたクリスマスでは、彼らは初めて会う私を家族のように優しく出迎え、もてなしてくれました。帰り際に、みんなとチークキスをしたことを覚えています。

-留学経験は今後の人生にどう影響しそうですか

自分の視野が広がり人生の選択肢が増えたと思います。また、挑戦することに躊躇わなくなったことも大きな収穫です。海外が未経験だった自分にとって、留学は大きな挑戦であり、それを乗り切ったことで自分に自信がつきました。今は、海外の大学院進学に挑戦するつもりでいますが、そう思えたのも留学があったからこそです。

-留学に行こうか迷っている人に一言

私も留学前はとても不安でした。しかし、勇気を出して一歩踏み出したことで最高の経験ができました。迷ったときは、自分の不安ではなく好奇心に耳を傾けてあげてください。

上智大学 Sophia University