(日本語版) Sophia Factbook 2016

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- 「グローバルキャンパスの創成に向けて」
本学におけるグローバル化の促進にあたっては、留学生の受け入れ・在学生の海外派遣共に、ソフト 面・ハード面の双方で様々な工夫を行っており、その取り組みを紹介する。本学で学ぶ留学生・外国人 学生数は近年著しく増加している(p48 参照)が、海外から来日する国籍・文化・宗教などの多様なバッ クグラウンドを持つ学生に対応する施策として、2016 年 9 月にハラルフード専門の食堂「東京ハラルデ リ&カフェ」を学内に開設した。あわせて、学内 5 つの食堂のうち4つの食堂で、食事に制約のあるベ ジタリアン向けのメニューの提供も開始している。
2016 年度秋学期授業日の一日当たりハラル食堂利用者数 300 名
上智大学
日本で学ぶ留学生・外国人学生の多くは日本での就職を希望しているため、学内における外国人留学生 対象就職支援プログラムも強化している。概論的なセミナーから、グループディスカッションや模擬面接 の実践講座も用意されている。また、英語で学位を取得する課程に在籍する学生を対象に、日本国内の求 人ではあるが英語のみで募集を行う企業群による説明会をテンプル大学日本校との共催により開催した。
留学生対象の就職支援プログラム(2016 年度春学期) 留学生対象の就職支援プログラム(2016 年度秋学期) プログラム数 5 15 参加者数 173 390
在学生の留学相談については、グローバル教育推進室における教職員による対応に加えて、在校生向け の「留学カウンセリング」の制度を設けている。これは、専門の留学カウンセラーが、留学全般の知識・ 留学前後のステップ・留学を通しての夢実現の悩みや相談まで、留学に関する相談であれば何でも応じる 制度。 夏期休暇中の 8 月も含めて毎月 60 ~ 100 件の利用があり、 一年を通じてカウンセリングニーズがある。
2016 年度の留学カウンセリング利用件数(利用者数) 980 件(540 名が利用)
本学と協定を結んだ実習先(グローバル企業、国際機関の日本代表部、国際協力団体、報道機関など。 一部の実習先は海外)におけるインターンシップ科目の開設を強化している。事前・事後の講義受講や課 題提出も含め、就業・実務経験を通じて、大学で学んだ専門知識や技能をグローバル社会の中でどのよう に活かすのか、あるいは自分が残りの大学生活で何を学ぶべきか、といった気づきを得ることができる。
参加者数
(2016 年春学期)
科目名 国際協力 グローバル インターンシップ グローバル・ポリティクス グローバル・ビジネス グローバル・メディア 経済同友会インターンシップ ボルボグループインターンシップ グローバルインターンシップ【長期】
(2016 年秋学期)
参加者数 10 2 3 3 2 2 26
13 3 8 4 7 2
5
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