2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆フランス文化研究B-2(フランスの安全保障) - (後)
立川 京一
○科目サブタイトル
フランスの安全保障
○講義概要
20世紀中頃から今日までのフランスの外交と防衛の諸政策を「安全保障」をテーマに検討する。伝統的な安全保障政策に加え、1960年代以降の独自の国防戦略、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシアとの関係などを通じて、フランス人の安全保障観を認識し、フランスの政治・外交、フランスを取り巻く国際安全保障環境を理解する。必要に応じて、20世紀前半までの歴史も振り返る。ヨーロッパ統合による影響にも目を向ける。授業は講義形式で行う。
○評価方法
出席状況(30%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
○参考書
開講時にリストを配布
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
2フランスの対外戦争
3フランスにとっての安全保障上の脅威
4安全保障の手段
5安全保障政策の決定
6同盟関係
7核兵器保有への道
8フランス独自の核戦略「全方位抑止戦略」
9ド・ゴール外交
10ド・ゴール後(1970年代、80年代)
11冷戦終結と湾岸戦争の影響
12フランスとヨーロッパの安全保障(1)-ヨーロッパ防衛共同体の挫折-
13フランスとヨーロッパの安全保障(2)-ヨーロッパ共通外交・安全保障政策へ向けて-

  

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