2006/02/24更新
◆マテリアル・カルチャーとアメリカ社会Ⅱ - (後)
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石井 紀子
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○科目サブタイトル |
Material Culture and American Society II
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○講義概要 |
前期に続いて、人間の手が施された、あらゆる「モノ」を対象として、アメリカの文化、社会を読み解くMaterial Culture Studiesという研究手法の基本を学びます。後期では、学期初めに先行研究を読んでから、学生は独自の研究をします。各自自由にテーマを選び、annotated bibliographyを作成、Readings報告、中間報告、最終報告とクラス討議を重ねて、オリジナルのリサーチ・ペーパーを仕上げます。旺盛な好奇心を持ち、柔軟な発想と幅広い見地から、新しい研究に取り組む意欲のある学生を歓迎します。
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○評価方法 |
出席状況(30%)、授業参画(30%)、レポート(40%) ・授業参画にはannotated bibliography, Readings報告、中間報告、最終報告、討議参加を含みます。 ・マテリアル・カルチャーとは人間の手が施されている全ての「モノ」を指し、台所用品、自動車、絵画、写真、音楽から食材、パレード、噴水、landscape, ゴミなど広範囲の事物,事象を含みます。過去のリサーチ・ペーパーのテーマには、ブロンドの表象、時計、スターバックス、ウェスト・サイド・ストーリー、ガーシュインの音楽、ジーンズ、メモリアル、マクドナルド、ヒップホップ、鼻の表象、サンタ・クロースなどがあります。
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○テキスト |
クラスの電子ボードに提供します。リザーブ図書は、 授業時に紹介します。
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○授業計画 |
1 | 歴史を記憶する1. video screening, マリタ・スターケン『アメリカという記憶―ベトナム戦争、エイズ、記念碑的表象』 (メモリアル) Marita Sturken, Tangled Memories |
2 | 歴史を記憶する2. マリタ・スターケン |
3 | モデル・レポートの紹介 |
4 | 各自のテーマについてクラス討議 |
5 | 学生プレゼンテーション (テーマとbibliographyの紹介) annotated bibliography提出 |
6 | 学生によるReadings 報告と討議 1 (一次史料ーマテリアル・カルチャー、二次史料から一点ずつ報告。視点、方法論ー資料の用い方) |
7 | 学生によるReadings 報告と討議 2 (同上) |
8 | 学生による中間報告と討議1 (レジュメ準備、thesis(仮説)、方法論、アウトライン(仮の章立て)、仮の結論) |
9 | 学生による中間報告と討議2 (同上) |
10 | 学生による最終報告と討議 1 (ドラフトの読み合わせ) |
11 | 学生による最終報告と討議 2 (同上) |
12 | 学生による最終報告と討議 3 (同上) |
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