2006/02/24更新
◆マテリアル・カルチャーとアメリカ社会Ⅰ - (前)
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石井 紀子
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○科目サブタイトル |
Material Culture and American Society I
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○講義概要 |
歴史研究の手法として、従来のように書き残された文献資料だけを対象とするのではなく、人間の手が施された、あらゆる「モノ」を対象として、アメリカの文化、社会を読み解くMaterial Culture Studiesという研究手法の基本を学びます。前期は方法論や多様な先行研究を読み、film, 写真、映像、ウェブ・サイトなどを見て、実際に「マテリアル・カルチャー」を一次資料として読みます。
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○評価方法 |
出席状況(25%)、授業参画(20%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(35%) ・マテリアル・カルチャーとは人間の手が施されている全ての「モノ」を指し、台所用品、自動車、絵画、写真、音楽から食材、パレード、噴水、landscape, ゴミなど広範囲の事物,事象を含みます。 ・授業参画には一次資料についての発表、800~1000字程度の報告、クラス討議を含みます。 ・リアクション・ペーパー:各自3回、クラスの電子ボードに課題のReadingsについての感想、問題提起を300-400字程度にまとめて前日の午後4時までに書き込みます。 レポート:批判的な書評を一本提出します。(選択する文献については授業時に紹介します。) ・
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○テキスト |
クラスの電子ボード(初回の授業時に説明)に提供します。リザーブ図書については授業時に紹介します。
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○授業計画 |
1 | Introduction to Material Culture: Theory and Methods 1 |
2 | Theory and Methods 2 |
3 | 植民時代: Deetz, In Small Things Forgotten |
4 | 共和国の成立 1:ジェファソンとMonticello |
5 | 共和国の成立 2: ベンジャミン・フランクリン |
6 | 田園の理想: Leo Marx, John Kasson |
7 | 黒沢眞里子『アメリカ田園墓地の研究-生と死の景観論』(墓石) |
8 | Alan Trachtenberg, Brooklyn Bridge (橋) |
9 | Mari Yoshihara, Embracing the East 1 |
10 | Mari Yoshihara 2 |
11 | 大恐慌 1: "Gold Diggers of 1933" (Musical, 1933) |
12 | 大恐慌 2: Lawrence W. Levine, "The Historian and the Icon" (FSA Photography, 『怒りの葡萄』) |
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