2006年度上智大学シラバス

2006/02/18更新
◆米国現代文学 - (後)
丹野 眞
○講義概要
アメリカのユダヤ系亡命作家Jerzy Kosinski( 1933 ~ 91 )の代表作Being Thereを読みます。
英語で書かれた小説の読み方に従って、作品を熟読、鑑賞した後、作家の生涯、作品の時代と社会的背景について、「アメリカ研究」の立場から学びます。
又仕上げとして、この作品のテーマ(人間のアイデンティティー、メディアと人間、アメリカ民主主義と大衆等)について論じたいくつかの評論を読んで、作品の意味を考察します。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、後期学期末試験(授業期間中)(70%)
○テキスト
下記のテキスト( Being There )の他に、Jerzy Kosinskiのエッセイ、彼と彼の作品に関する評論、映像資料等も授業で使います。
授業時に配布するプリントした資料類は無料。
"Being There"は、上智大学丸善教科書売リ場で販売しています。
Jerzy Kosinski "Being There" Grove Press, 1999
Norman Lavers "Jerzy Kosinski: Twayne's United States Authors Series" Twayne Publishers, 1982
Jerzy Kosinski "Passing By: Selected Essays, 1962 - 1991" Random House, 1992
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
110月4日(水)
コースの紹介、説明。 現代アメリカ文学概観。英文小説を読む(演習)
210月11日
"Being There" 作品を読む 1 ~ 2章
310月18日
同上  3章
410月25日
同上 4章
511月8日
同上 5章
611月15日
同上 6 ~ 7章
711月22日
Jerzy Kosinskiの生涯、作品について
811月29日
"Being There"のテーマについて
912月6日
「アメリカ研究」の視点から、この作品を考える
1012月13日
"Being There"のビデオ(チャンス)鑑賞、メディアと人間
1112月20日
"Being There"のビデオ(チャンス)鑑賞、メディアと人間
121月10日
ディスカッション、プレゼンテイション(作品のテーマ、背景、作者等について)
131月17日
期末試験(筆記、50分) 試験解答、解説、まとめ(40分)
141月24日
予備日

  

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