2006年度上智大学シラバス

2006/03/06更新
◆報道論 - (通)
橋場 義之
○講義概要
デジタル時代を迎え,情報の発信はこれまでのマス・メディアに加え,インターネットによってだれでもができるようになった。メディア状況が激変する中で,新聞・テレビ・出版といった既存のマス・メディアはどう変わろうとしているのか。また「報道」「ジャーナリズム」とは何か,どう変わらなければならないか,記者の体験も紹介しながら探求する。
○評価方法
出席状況(50%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(15%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(25%)
新聞を含むメディアに日々接していることが必須条件.
○テキスト
天野勝文・松岡新児・植田康夫編『新 現代マスコミ論のポイント』 学文社、2004年
ビル・コヴァッチ/トム・ローゼンスティール "ジャーナリズムの原則" 日本経済新聞評論社、2002年
○参考書
大石裕・岩田温・藤田真文『現代ニュース論』有斐閣アルマ、2000年
鶴木眞編著『客観報道』成文堂、1999年
飯室勝彦・赤尾光史編著『包囲されたメディア』現代書館、2002年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
2序 報道論とは何か
3Ⅰ なぜニュースは提供されるのか①
4Ⅰ なぜニュースは提供されるのか②
5Ⅱ ニュースの認知①~何がニュースか
6Ⅱ ニュースの認知②~ニュースの分類
7Ⅱ ニュースの認知③~「ニュース」の判断基準
8Ⅱ ニュースの認知④~ニュースハンティング
9Ⅱ ニュースの認知⑤~記者クラブとは
10Ⅱ ニュースの認知⑥~記者クラブの歴史
11Ⅱ ニュースの認知⑦~記者クラブの実態
12Ⅱ ニュースの認知⑧~記者クラブ批判
13Ⅱ ニュースの認知⑨~記者クラブの変革
14Ⅲ ニュースの表現①~記者はどう記述するか
15Ⅲ ニュースの表現②~客観報道①歴史と考え方
16Ⅲ ニュースの表現③~客観報道②批判
17Ⅳ 媒体に載せる①~メディア別特性
18Ⅳ 媒体に載せる②~「編集」の意味
19Ⅴ ニュースを受ける~影響・効果論①
20Ⅴ ニュースを受ける~影響・効果論②
21Ⅵ フィードバック
22Ⅶ 報道の制限①~外的規制(プライバシー、名誉、外交、安全)
23Ⅶ 報道の制限②~内的規制(編集権と良心の自由)
24Ⅶ 社会的責任論
25Ⅷ デジタル化で何が変わるか

  

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