2006年度上智大学シラバス

2006/04/07更新
◆放送論 - (通)
石川 旺
○講義概要
放送を取巻く環境が大きく変化しつつある。特に近年は公共放送をめぐる議論が活発である。本講義は近年の放送を取巻く技術的環境、社会文化的環境、政治的環境などを分析しつつ今日の日本における公共放送について検討を行う。健全な民主主義社会においては健全なジャーナリズムが活動していなければならない。そのことと公共放送のあり方は深く関わっており、議論は特にその点に焦点を当てる。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(30%)、前期学期末試験(授業期間中)(20%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(40%)
授業参画の評価はクラス内討論への参加による。
○参考書
石川 旺『パロティングが招く危機-メディアが培養する世論』りべるた出版 2004
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1放送の歴史・メディアの誕生
2放送の態様、世界の趨勢 日本における放送の開始
3メディアとしての放送の特性
4初期の技術と法制度
5第二次世界大戦と放送 放送の性格付けの変化
6第二次世界大戦と放送 放送の性格付けの変化
7戦後の放送改革
8テレビ放送の開始
9テレビの発展とそのインパクト
10テレビソフトの開発
11テレビソフトの開発
12視聴者の動向
13公共放送の理念
14公共サービスの実践
15公共サービスの実践と受信料制度
16公共サービスと放送の質的評価
17放送における多様性多元性
18放送の責任とアカウンタビリティー
19放送への権力の介入と自由
20放送ジャーナリズムの今日的課題
21公共性とジャーナリズム
22公共性とジャーナリズム
23放送の地域性とジャーナリズム
24自治のためのメディア
25公共放送と市民参加
26総括

  

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