2006年度上智大学シラバス

2006/02/16更新
◆東洋史概説Ⅲ - (後)
山内 弘一
○科目サブタイトル
中国文化史研究入門
○講義概要
東アジア、漢字文化圏の前近代史を研究しようとする際に、必要となる予備知識について講義する。内容は漢字、文房具、印刷術、伝統的な歴史記述の方法と書物、清朝考証学の概略等。半年間にかなりの量の知識、情報を理解記憶していただくことになるが、当該分野で卒業論文を作成しようとする者にとっては、基本的な内容であることを銘記してほしい。
○評価方法
レポート(10%)、後期学期末試験(授業期間中)(50%)、中間試験(40%)
・レポート(ブックレポート)を提出しない学生には単位を認定しない。
・中間・期末の試験は、講義の進捗状況によって日程を調整し、変更することがある。
・参考文献は適宜紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1漢字の文化史1 漢字の成立と展開
2漢字の文化史2 東アジア世界と漢字1
3漢字の文化史3 東アジア世界と漢字2
4記述媒体の変遷1 竹簡、木牘、布帛、紙1
5記述媒体の変遷2 竹簡、木牘、布帛、紙2
6歴史記述の方法1 四部分類の「史」の成立
7歴史記述の方法2 主要な歴史書の分類
8印刷の文化史1 印と拓本
9印刷の文化史2 活字と出版
10印刷の文化史3 東アジア世界の活字印刷
11清朝考証学の概要1 文字の獄と考証学
12清朝考証学の概要2 地域と学的特色
13総括,期末試験

  

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