2005年度上智大学シラバス

◆フランス文化研究B-2 - (後)
三浦 直希
○科目サブタイトル
フランスにおけるユダヤと反ユダヤ
○講義概要
現在、フランスのユダヤ人人口はイスラエル、アメリカについで世界第三位、ヨーロッパでは最大であり、さまざまな分野で多くのユダヤ人が活躍している。この講義では、ユダヤ人とはそもそもいかなる人々であるかを説明した上で、古代から現代に至る、フランスにおけるユダヤ人の歴史およびフランス人との関わりを学ぶ。これと並行して、ユダヤ人作家エドモン・フレッグ(1874-1963)の小説『少年預言者』を読解し、フランスのユダヤ人意識について考察する。
○評価方法
出席状況(30%)、授業参画(30%)、レポート(40%)
○テキスト
Edmond FLEG『L'Enfant prophète』 Gallimard, 1926
○必要な外国語
フランス語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション
2ユダヤ人の起源と古代の歴史
3フレッグ『少年預言者』読解(1)
4フランスにおける近世までのユダヤ人の歴史
5フレッグ『少年預言者』読解(2)
6フランス革命とユダヤ人解放
7フレッグ『少年預言者』読解(3)
8ドレフュス事件とアンチ・セミティスム
9フレッグ『少年預言者』読解(4)
10第二次世界大戦とホロコースト
11フレッグ『少年預言者』読解(5)
12現代フランスとユダヤ人(1)
13現代フランスとユダヤ人(2)
まとめ

  

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