2005年度上智大学シラバス

◆ドイツ文学特講Ⅸ(現代文学) - (通)
三輪玲子
○講義概要
ドイツ現代文学を代表する作家・作品のテクスト(原文)に沿いながら,戦後の東西分断から再統一後の今日に至るまでのドイツ語圏文学の諸問題を考察していく。今年度は特に,ドイツ語圏文学の担い手としてハインリヒ・ベル,ギュンター・グラスに続いて,昨年,ノーベル文学賞受賞者となったエルフリーデ・イェリネクの言語性・問題性およびその世界的賞賛のゆえんを探っていきたい。
○評価方法
平常の出席参加,各期末の試験・レポートにより総合的に評価する。
○必要な外国語
ドイツ語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1東西に分断されたドイツ(イントロダクション)
2戦後の「西」文学
3ハインリヒ・ベル『カタリーナの失われた名誉』
4『カタリーナの失われた名誉』
5ギュンター・グラス『女ねずみ』
6『女ねずみ』
7戦後の「東」文学
8ハイナー・ミュラー『ゲルマニア ベルリンの死』
9『ゲルマニア ベルリンの死』
10クリスタ・ヴォルフ『残るものは何か?』
11『残るものは何か?』
12まとめ
13試験
14イェリネクとオーストリア文学
15イェリネク『ピアニスト』
16『ピアニスト』
17『ピアニスト』
18『ピアニスト』
19『ピアニスト』
20イェリネク『トーテンアウベルク』
21『トーテンアウベルク』
22『トーテンアウベルク』
23『トーテンアウベルク』
24『トーテンアウベルク』
25まとめ
26試験

  

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