2005年度上智大学シラバス

◆ドイツ文学特講Ⅶ(ロマン主義) - (通)
佐藤朋之
○講義概要
1800年前後のドイツで、一群の若ものたちが、同時代の啓蒙主義、合理主義、古典主義、そして政治的革命運動に反発し、あるいは強く惹きつけられながら、〈近代〉における新しい芸術と世界観をうみだすべく行動を開始した。彼らのさまざまな試みは、現代に至る芸術の大きな潮流を生みだしていくことになる。この授業では、文学を中心として、音楽など他のジャンルにもふれながら、ドイツ・ロマン派による新しい自我と芸術、世界像の構築の軌跡を追っていきたい。
○評価方法
出席状況(10%)、前期学期末試験(授業期間中)(30%)、後期学期末試験(授業期間中)(30%)、小テスト等(30%)
○必要な外国語
ドイツ語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1romantischとはなにか

(以下は授業で扱われるテーマで、それぞれの週の予定ではありません)
2ロマン主義と哲学
3歴史へのまなざし
4RomanとMärchen
5ロマン派のナショナリズム
6男性と女性のロマン主義
7ロマン主義と自然科学
8音楽のロマン主義

  

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