2005年度上智大学シラバス

◆ドイツ文学特講Ⅰ(文芸学入門) - (通)
中井真之
○講義概要
十八世紀から十九世紀初めまでのドイツ語圏における詩学、美学上の議論の推移を、当時の文学史的状況を視野に入れつつ追跡する。詩芸術の本質、目的、受け手に与える効果、ジャンルの区別、作品の評価の仕方等が当時の議論のテーマをなしている。これらの問題に個々の思想家、批評家、詩人がどのような見解を述べているかを、具体的にドイツ語のテクストに即して見ていく。その際「自然の模倣」「表出」「歴史性」「天才」「芸術の自律性」等をキーワードとして立てることとする。上に述べたテーマは古典古代における議論にまで遡って見出すことができるので、必要に応じて十八世紀以前の議論にも触れるつもりである。
○評価方法
出席状況、レポート
出席率が全授業回数の七割に満たない時は評価の対象にならないこととする。学期末のレポートあるいは試験で主に評価を行う。初回の授業でこれについて述べる。
○テキスト
授業時に配布する。
○必要な外国語
ドイツ語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1初回の授業で述べる。

  

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