2005年度上智大学シラバス

◆キリシタン文化史Ⅱ - (後)
松岡洸司
○科目サブタイトル
キリシタン時代の文化受容について
○講義概要
キリシタンの世紀というように、ザビエルが来日し、キリスト教を伝えてから100年位(1世紀)をChristian Centuryという。丁度江戸の島原の乱あたりまでをひとくぎりとしている。その中でキリシタン大名の出現があり、ワリニャーノが巡察師として来日して以来、布教方針がかわり、コレジオ・セミナリオ・ノビシアドの建設、天正遣欧使節の四人のその後が見られる。
○評価方法
総合的に判断する。
○テキスト
長崎県教育委員会『キリシタン学校 セミナリオ・コレジオの跡をたずねて』 長崎教育委員会 1987年
吉田小五郎著『キリシタン大名』 至文堂 1964年
助野健太郎著『キリシタンの信仰生活』 中央出版 1967年
○参考書
J・ラウレス編『吉利支丹文庫(上智大学)』臨川書院 1985年
岡田章雄編集『キリシタンの世紀』集英社 1975年
海老沢有道著『キリシタン史』塙書房 1966年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1フランシスコザビエル以来〜原城陥落
2ワリニャーノの布教方針
3コレジオ・セミナリオ
4キリシタン大名の受洗
5有馬晴信
6天草鎮尚・応岐鎮経
7大友宗麟・高山右近
8小西行長・黒田長政
9津軽信秋・ジョアン内藤
10キリシタン灯籠・マリア観音・天神像・十字模様
11キリシタン南蛮鍔・マント
12天正遣欧使節と印刷機械
13帰国後の天正遣欧使節
14アルメイダと南蛮医学 キリシタンの復活
15ミゼルコルディアの組

  

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