2005年度上智大学シラバス

◆中国文化史Ⅱ - (前)
大島晃
○講義概要
「芸術」という漢語が所謂artの訳語として用いられる以前から存していたことは、あらためて言うまでもない。ここでは「芸術」が中国の学術あるいは学術意識の中で何を内含しつつ、どのように性格づけられて来たのかという点に注目してみたい。翻って言えば、「芸術」が中国の学術の展開の中でどのように一つの位置を与えられてきたか、その諸相を探ることを通して、中国の学術及び学術意識のあり方を明らかにする一助にしたい。
○評価方法
平常の授業の取組みと試験・レポート等による総合評価。
○テキスト
複写資料による。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1中国における学術分類と「目録学」
2学術分類における「芸術」の内容とその位置
3「芸術」の変遷とその評価
4「芸術」と「徳」
5「芸術」と「道」
6「芸術」と「心」

  

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