2005年度上智大学シラバス

◆漢文学演習Ⅰ - (通)
大島晃
○講義概要
伊藤仁斎『論語古義』を読む。仁斎の学問とその方法を検証することを目指し,上論・下論という『論語』の二段階編纂説を唱えた点に注目して,とくに下論すなわち後半を取りあげたい。注釈による自己の思想の表出という面と,『論語』の文章をどのように扱おうとしているかという面に重点をおいて考えたい。テキストは,開講時に指示する。
○評価方法
授業の取組みを主とし,必要に応じてレポートを課する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1<概述>1.伊藤仁斎について
2<概述>2.仁斎の学問と『論語古義』
3<概述>3.『論語古義』を読む目的と方法
4<読解>〇所謂「下論」に相当する先進篇から読み進める。(前年度からの続きの章)
〇受講者が全員予習した授業に臨むのは当然だが、受講者が分担して、レジュメによる説明と検証を行い、それを補説する形
式で進める。

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課