○講義概要 |
志賀直哉の短編小説を研究する。作品それ自体の言葉の運動に注目して詳細な分析をし、新たな<読み>の可能性を探ることを目標とする。その際、志賀作品において見過ごされがちな時代との関わりを重視し、志賀作品の歴史的意義をも考察したい。
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○評価方法 |
研究発表、授業時の発言、レポート等を総合して評価する。
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○テキスト |
志賀直哉『清兵衛と瓢箪・網走まで』 新潮社(文庫) 1968年初版 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』 新潮社(文庫) 1968年初版
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○授業計画 |
1 | 授業説明、発表担当者の決定 |
2 | 志賀直哉の人と文学概説 |
3 | 志賀直哉研究史概説 |
4 | 「菜の花と小娘」 |
5 | 「或る朝」 |
6 | 「網走まで」 |
7 | 「剃刀」 |
8 | 「祖母の為に」 |
9 | 「母の死と新しい母」 |
10 | 「正義派」 |
11 | 「清兵衛と瓢箪」 |
12 | 「出来事」 |
13 | 「范の犯罪」 |
14 | 「城の崎にて」 |
15 | 「好人物の夫婦」 |
16 | 「赤西蠣太」 |
17 | 「十一月三日午後の事」 |
18 | 「小僧の神様」 |
19 | 「焚火」 |
20 | 「真鶴」 |
21 | 「雨蛙」 |
22 | 「転生」 |
23 | 「濠端の住まい」 |
24 | 「山科の記憶」 |
25 | 「痴情」 |
26 | まとめ |
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By:上智大学学事部学務課
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