○科目サブタイトル |
洋学史(2) 蘭学・洋学時代の語学
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○講義概要 |
洋学は広い意味で使うが、ここでは蘭学と英学や仏語学、露学を指すことにし、日本人がいかにして蘭学を学習しようとしたかを追求する。江戸時代の通事も外国語を勉強できた人たちであったが、8代将軍吉宗以降、蘭学を勉強する人たちが生まれた。幕末には英学、仏学も勉強しなければならなくなったことからも、世界が近くなり、日本も開国をせまられることことになった。
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○テキスト |
プリント配布 惣郷正明『洋学史の系譜』 研究社出版 1984年 グルムス著 杉田玄白他『解体新書訳』
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○参考書 |
箕作阮甫『改正増補 蛮語箋』嘉永元年 青木昆陽『洋学(1)』岩波思想体系 日蘭学会『洋学史事典』雄松堂出版
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○授業計画 |
1 | 洋学史 蘭学と洋学 |
2 | 初期蘭学 新井白石・青木昆陽・野口 |
3 | 和蘭文字略考 |
4 | 蘭訳筌 前野良沢 明和末年 |
5 | 蘭学階梯 大槻玄沢 天明八年 |
6 | 四法諸時対訳 志筑忠雄 中野柳圃 |
7 | 蘭語九品集 志筑忠雄 西正典 |
8 | 蘭学梯航 馬場佐十郎 |
9 | 六格 前篇 吉雄常三(羽栗洋斎) |
10 | 蘭学逕 藤林普山 |
11 | ハルマ和解(江戸ハルマ) 稲村三伯 |
12 | 訳鍵 藤林普山 |
13 | 道訳法爾馬(長崎ハルマ) |
14 | 諳厄利亜国語和解(諳厄利亜興学小筌) |
15 | 諳厄利亜語林大成 本木正栄 |
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By:上智大学学事部学務課
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