2005年度上智大学シラバス

◆国文学特講Ⅶa - (前)
石井公成
○科目サブタイトル
禅と文学
○講義概要
天台教学、天台浄土教などとならんで日本文学に大きな影響を与えた仏教は、禅である。その禅については、中国禅についても日本禅についても、近年になって歴史と教理の見直しが進んでいる。そこで本講義では、中国における禅の形成、朝鮮・日本・ベトナムにおける禅の受容と変容について概観し、文学との関係について見てゆく。
○評価方法
授業参画(30%)、リアクションペーパー(40%)、レポート(30%)
○参考書
伊吹 敦『禅の歴史』法蔵館、2001年
○必要な外国語
漢文の初歩
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1授業の方針説明。禅宗研究方法の変遷の概説。
2中国禅の形成
3中国禅の展開
4朝鮮禅とベトナム禅
5日本における禅の受容と展開
6中国における禅と文学の関係
7中国における禅と文学の関係
8朝鮮における禅と文学の関係
9ベトナムにおける禅と文学の関係
10禅に触れた奈良・平安の文学
11鎌倉時代の禅と文学
12鎌倉時代の禅と文学
13室町時代の禅と文学

  

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