| ○科目サブタイトル |
明治三十年代「家庭小説」の研究（２）
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| ○講義概要 |
メロドラマの遙かなる故郷である明治三十年代の家庭小説を取り上げる。現代のテレビドラマは、それらの何を引き継ぎ、何を切り捨てたのか。主に取り上げるのは、当時一世を風靡した『不如帰』『金色夜叉』など。こうした明治三十年代の小説の構造を丁寧に追っていくと、現在評判をとっている純愛ドラマにも通じる物語のセオリーも見えてくると思われる。後期は『不如帰』と『己が罪』を中心に読みすすめる。
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| ○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(70%)
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| ○テキスト |
金子明雄編『週間朝日百科世界の文学92『金色夜叉』『たけくらべ』』 朝日新聞社 2001
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| ○参考書 |
高橋修他編『ディスクールの帝国』新曜社 2000
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| ○授業計画 |
| 1 | 家庭小説の問題系 |
| 2 | 『不如帰』を読むⅠ 構造分析の試み |
| 3 | 『不如帰』を読むⅡ メタファーとしての病 |
| 4 | 『不如帰』を読むⅢ メディア・ミックス |
| 5 | 『不如帰』を読むⅣ 〈終り〉の意味 |
| 6 | 映画『不如帰』をめぐって |
| 7 | 『己が罪』を読むⅠ 女子学生堕落物語 |
| 8 | 『己が罪』を読むⅡ 家庭小説としての『己が罪』 |
| 9 | 『己が罪』を読むⅢ 家をめぐるイデオロギー |
| 10 | 『己が罪』を読むⅣ 物語の〈終り〉 |
| 11 | 『虞美人草』を読むⅠ 構造分析の試み |
| 12 | 『虞美人草』を読むⅡ 家庭小説としての『虞美人草』 |
| 13 | 予備 |
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By：上智大学学事部学務課
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