○講義概要 |
本講は、教職課程の必修演習科目であり、学生の直接的な積極参加が必要である。また、総合演習は、社会が抱える様々なテーマを基軸に、全人類的共通課題や我々の社会が共通認識を持たなければならない具体的な社会問題を考察し、かつ、教職を専攻する学生が、如何に教育現場の中で多様な総合問題を教えていくか、その方法・技術もテーマ演習の中で研究・修得していく。本講では、とりわけキリスト教的価値観に基づく全人教育という本学の人間教育に関する基本理念に即して、単なるハウツーものとは異なるような、人間の生き方を考えるうえで不可欠な思考法と判断力の育成の問題に取り組みながら、人格が抱える諸問題をいかに教育の現場で生徒たちに学ばせるか、その指導方法等についても、教材開発や発表をとおして修得する。
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○評価方法 |
リアクションペーパー(30%)、レポート(40%) 受講者全員に担当箇所のプレゼンテーションが課せられる(30%)。 また、遅刻は、授業の進行を著しく妨げ、他の受講者に多大な迷惑となるので、毎回大幅な減点対象となる。 なお、初回の授業の際に諸注意事項を説明するので、受講希望者は必ず初回から出席すること。
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○テキスト |
船川淳志『ビジネススクールで身につける 思考力と対人力(ポケットMBA1)』 日本経済新聞社(日経ビジネス人文庫ふ2・1)、2002年。 奥村宏『判断力』 岩波書店(岩波新書887)、2004年。
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○参考書 |
『高等学校学習指導要領』 船川淳志『図解 ビジネスの現場で活きる 思考力と対人力』日本経済出版社、2004年。 西村克己『ロジカル・シンキングが身につく入門テキスト』中経出版、2003年。
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○授業計画 |
1 | 総合ガイダンス:課題と方法論 |
2 | 総合演習概論―テーマの教え方(計画書、資料調査法、教材開発等) |
3 | ロジカル・シンキング |
4 | 思考力と対人力 |
5 | 『思考力と対人力』(1):Ⅰ 導入編 |
6 | 『思考力と対人力』(2):Ⅱ 思考力編 |
7 | 『思考力と対人力』(3):Ⅲ 対人力編 |
8 | 『思考力と対人力』(4):Ⅳ まとめ |
9 | 判断力 |
10 | 『判断力』(1):Ⅰ なぜ判断を誤るのか |
11 | 『判断力』(2):Ⅱ 判断力のない人 |
12 | 『判断力』(3):Ⅲ 判断力をつけるために |
13 | まとめ:教職課程における総合演習―いかに教え、考えさせるか/学期末レポート提出 |
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By:上智大学学事部学務課
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