| ○講義概要 |
いま、子どもたちと社会はどうなっているのだろうか。学校における道徳教育の必要性がいわれているが、実際はどうなっているのか。学習指導要領は道徳をどのようにとらえているか。道徳教育の問題点を、教育とは何かと問いかけながら、歴史的な考察によって考えていきたい。日本の伝統的な「学び」の系譜を通して、日本人にふさわしい教育のあり方を考える。
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| ○評価方法 |
授業時における数回の課題(まとめと感想),および最終のレポートによって評価する。
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| ○参考書 |
村井実『人間と教育の根源を問う』小学館、1994年 村井実『道徳教育原理_道徳教育をどう考えればよいか』教育出版、1990年 佐々木慶照『「学校」は「教育」によってつくられていく』サンパウロ、2004年
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| ○授業計画 |
| 1 | いま、子どもたちは。いま、社会は。 |
| 2 | 「道徳教育」は学校でどのように行なわれているか。 |
| 3 | 「学習指導要領」における「道徳教育」 |
| 4 | 「道徳」とは何だろう。 |
| 5 | 日本の学校教育の歴史を通して、道徳教育の問題点を問う_明治期 |
| 6 | 〃 _戦前 |
| 7 | 〃 _戦後 |
| 8 | 「道」の教育学の試み 1.日本の伝統的な「学び」における「道徳」 |
| 9 | 2.世阿弥に学ぶ |
| 10 | 3.貝原益軒に学ぶ |
| 11 | 4.手習い塾に学ぶ |
| 12 | 日本人の霊性と「道」 |
| 13 | 学校教育における道徳 |
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By:上智大学学事部学務課
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