2005年度上智大学シラバス

◆道徳教育の研究 - (前)
佐々木 慶照
○講義概要
いま、子どもたちと社会はどうなっているのだろうか。学校における道徳教育の必要性がいわれているが、実際はどうなっているのか。学習指導要領は道徳をどのようにとらえているか。道徳教育の問題点を、教育とは何かと問いかけながら、歴史的な考察によって考えていきたい。日本の伝統的な「学び」の系譜を通して、日本人にふさわしい教育のあり方を考える。
○評価方法
授業時における数回の課題(まとめと感想),および最終のレポートによって評価する。
○参考書
村井実『人間と教育の根源を問う』小学館、1994年
村井実『道徳教育原理_道徳教育をどう考えればよいか』教育出版、1990年
佐々木慶照『「学校」は「教育」によってつくられていく』サンパウロ、2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1いま、子どもたちは。いま、社会は。
2「道徳教育」は学校でどのように行なわれているか。
3「学習指導要領」における「道徳教育」
4「道徳」とは何だろう。
5日本の学校教育の歴史を通して、道徳教育の問題点を問う_明治期
6   〃    _戦前
7   〃    _戦後
8「道」の教育学の試み 
  1.日本の伝統的な「学び」における「道徳」
9  2.世阿弥に学ぶ
10  3.貝原益軒に学ぶ
11  4.手習い塾に学ぶ
12日本人の霊性と「道」
13学校教育における道徳

  

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