2005年度上智大学シラバス

◆分子から考える体の働き-Ⅱ - (後)
小林 健一郎
○講義概要
「分子から考える体の働き—I」では,ヒトや動物の体の働きを生分子の働きから考えました。この講義では前期と同じ立場から,1)ヒトの健康と遺伝:遺伝病・がん・エイズなどの病気と,遺伝子の関係について学びます。次に,2)動物の生活環境への適応:窒素排出などに見られる体の働きの環境適応と進化について考えます。
○評価方法
レポート(30%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
期末試験とレポートの成績に,出席を加味して評価します。
○テキスト
使用しません。
○参考書
講義の中で紹介します。
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.cc.sophia.ac.jp./~kobaya-k/
○授業計画
1はじめに:体の働きと、遺伝と環境の影響
2タンパク質と遺伝子の関係:ヒトゲノム
3健康と遺伝子−1:遺伝する病気、フェニルケトン尿症
4健康と遺伝子−1:遺伝子の変異とタンパク質への影響
5健康と遺伝子−2:体内でおこる遺伝子の変異と病気、がん
6健康と遺伝子−2:がん細胞はルールに従わない細胞分裂を繰り返す
7健康と遺伝子−2:がん遺伝子の誕生と、がん抑制遺伝子の消失
8健康と遺伝子−3:体内に侵入するウイルスの遺伝子と病気、エイズ
9健康と遺伝子−4:遺伝子診断・遺伝子治療を考える
10動物の体の働きと生活環境−1:窒素排出の多様性
11動物の体の働きと生活環境−2:環境適応と進化

  

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