2005年度上智大学シラバス

◆分子から考える体の働き-Ⅰ - (前)
小林 健一郎
○講義概要
生命活動を,生分子—からだを構成する化学的な物質—の働きから理解することをめざす学問として生化学があります。この講義ではこの生化学の立場から,ヒトや動物の消化・吸収,栄養の利用,運動などの働きを,そこで働く分子たちの活動を通して学びます。この学習と関連して,ヒトや動物の間に見られる共通性と多様性についても考えてみたい。
○評価方法
レポート(30%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
期末試験とレポートの成績に,出席を加味して評価します。
○テキスト
使用しません。
○参考書
講義の中で紹介します。
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.cc.sophia.ac.jp./~kobaya-k/
○授業計画
1はじめに:分子から見た体の働き
2生分子:体の活動を支える分子たち
3細胞:生命活動の基本単位
4ヒトの食事−1:消化の働き
5ヒトの食事−2:吸収の働き
6ヒトの食事−3:消化管の働きの調節と、消化管ホルモンの役割
7動物の食事の多様性:さまざまな生活環境への適応
8栄養分子と生命活動−1:肝臓は体の栄養配分センター
9栄養分子の生命活動−2:体の活動は栄養分子を消費する
10動物の体の大きさと生命活動の関係:ネズミ−ゾウ曲線

  

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