2005年度上智大学シラバス

◆生命のしくみ-酵素より考える-Ⅱ - (後)
小林 健一郎
○講義概要
「生命のしくみ—酵素より考える—I」では,生命活動の担い手(=タンパク質分子)の代表である酵素について学習しました。この講義では,体の調和が保たれるように酵素の働きを調節するしくみとして,ホルモンを取り上げます。また,皮膚のコラーゲン,血液の抗体など酵素以外のタンパク質の働きを学びます。最後に,タンパク質分子の進化について考えます。
○評価方法
レポート(30%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
期末試験とレポートの成績に,出席を加味して評価します。
○テキスト
使用しません。
○参考書
講義の中で紹介します。
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.cc.sophia.ac.jp./~kobaya-k/
○授業計画
1はじめに:酵素の働きと生命活動
2ホルモン−1:ホルモンを介した体内の細胞同士のコミュニケーション
3ホルモン−2:ヒトのホルモン
4ホルモン−3:ホルモンに応答した細胞活動の変化
5ホルモン−4:動物のホルモン
6ケラチンとコラーゲン:皮膚と毛髪のタンパク質繊維
7ABO式血液型:血液型物質を作る酵素とその遺伝子
8分子進化−1:生物の進化と自然選択説
9分子進化−2:タンパク質・核酸の進化と、分子進化の中立説
10分子進化−3:生物の進化と分子の進化の関係

  

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