(日本語版) Sophia Factbook 2015

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- 2 教学改革・将来計画
2- 1 入試制度改革
本学では、多様な人材を受け入れるため、入試制度の改革を行っている。 まず、2014 年度実施入試(2015 年度入学)より、一般入試に TEAP ※ 1 利用型を採用した。TEAP 利用型とは、受験生は事前に TEAP を受験し、そのスコアが各学科が定める基準を満たした場合に出 願でき、本学での試験は学科が指定した英語以外の科目を受験し、当日は英語の試験は実施しない。実 施初年度の必要技能数は全学科において 2 技能(リーディング、リスニング)であったが、2年目の 2015 年度実施入試は、学科の学修を進めていく上で英語運用能力を必要とする 9 学科において4技能 (リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)を必須とした。2016 年度実施入試では、 全学科において4技能を必須とする。 また、2016 年度実施入試よ り、国際バカロ レア (IB) 入学試験を導入し、国内外から多様な人材を受け入れる。
※ 1 TEAP(Test of English for Academic Purposes) :本学と公益財団法人日本英語検定協会が共同で開発した、 大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力を 4 技能でより正確に測定するテスト。
上智学院
入学手続者数(入試種別ごと)
2,000 1,900 1,800 1,700 1,600 1,500 1,400 1,300 1,200 500 400 300 200 100 0 210 189 183 1 99 1 2011 393 423 212 209 196 1 91 1 2012 4 230 219 103 1 459 281 466 315 281 235 231 100 1 外国人 297 244 224 212 117 神学部推薦 社会人 489 海外就学経験者 1,252 1,253 指定校推薦 カトリック高校対象特別 1,570 1,772 1,818 一般(TEAP利用型) 一般(学科別) 公募制推薦
3 2013
1 2014
0 2015(入試実施年度)
■ TEAP 利用型入試
TEAP 利用型入試の導入後2年間の志願者数推移は次頁のとおりである。実施初年度が非常に高い倍 率であったことから、志願者数は大幅に減少した。特に 2015 年度入試で 4 技能のスコアを必須とした 学科(下表※印)においてはその割合が顕著であった。しかしながら TEAP 利用型入試の導入は、高 等学校と大学との教育上の連携を目的の一つとしており、特に英語に関しては 2013 年度の高校1年生 より、学習指導要領が「聞く」 「話す」 「読む」 「書く」の4技能を総合的に指導することとして改訂さ れているため、4技能測定型外部試験である TEAP を大学入試で活用することで高大の連携を図って いる。
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