2006/02/14更新
○講義概要 |
機械工学は各種機械や構造物を作るための工学であり、いろいろな学問領域からなっている。本講義では数学と物理学に関して基礎知識を有する学生を対象に機械工学の最も基礎となる学問領域全般を講義する。 工業力学・材料力学の分野では、物体に作用する力に関する様々な問題、構造材料の特性、構造要素内部に生じる内力とその変形に関して講義する。 精密工学・生産工学の分野では,日常使われている製品が,どのようなプロセスを経てつくられているかについて,その概要を述べた後,具体的なものづくりのための加工方法,その加工のための工作機械について講義する. 流体工学の分野では,基本的な定理の一つであるベルヌーイの定理とその応用,代表的な内部流れである管路内の流れおよび身の回りの外部流れに関して講義する. 熱工学の分野では、熱を動力に変換することは熱利用の基本である。 講義では熱を動力に変換する原理と理論、および変換機構であるエンジンについて学ぶ。 また、熱の伝わりかたの原理と理論についても学ぶ。
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○評価方法 |
リアクションペーパー(25%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(75%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(75%)
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○授業計画 |
1 | ガイダンスと序 |
2 | 力の釣り合いと反力・材料力学の基礎 |
3 | 材料の特性 |
4 | 力のつりあいと内力 |
5 | ものづくりのプロセスについて |
6 | ものづくりのための加工法について |
7 | 加工を行う工作機械‐「機械をつくる機械」について |
8 | ベルヌーイの定理 |
9 | 内部流れの流動 |
10 | 物体まわりの流れと流体力 |
11 | 熱を動力に変換する原理と理論、学ぶ。 |
12 | エンジンについて |
13 | 熱の伝わりかたの原理と理論 |
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