2006年度上智大学シラバス

2006/05/28更新
◆電磁気学Ⅰ - (後)
山中 高夫
○講義概要
電磁気学は,電気工学の基礎科目であり,電気・電子工学科で学ぶ学生には必須の知識である.電子回路やモータ,電磁波などにおける電気的な現象を理解するための基礎知識となる.本講義では,電場・誘電体・電流等について学ぶ.電磁気学をよく理解するためには,多くの練習問題を自分で解いてみることが有効であるので,本講義は電磁気学演習Iと平行して進める.そのため,電磁気学演習Iを必ず並行して受講する必要がある.
○評価方法
後期学期末試験(定期試験期間中)(40%)、中間試験(60%)
中間試験2回(各30%)及び期末試験1回(40%)により評価する.
○テキスト
未定
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
講義中に連絡する.
○授業計画
1本講義で学ぶ電磁気学の構成 (約0.5コマ)
(1-1) 講義の構成
2真空中の靜電場 (約1.5コマ)
(1-2) 電荷,クーロンの法則,電場
(2) 電位,静電エネルギー
3電位と電場の解析 (約3コマ)
(3) ベクトル解析1(Gradient, Divergence), 電位と電場, ガウスの発散定理,ガウスの法則
(4) ベクトル解析2 (Rotation (Curl)), ストークスの定理
(5) ポアソン方程式とラプラス方程式,ラプラシアン
4導体 (約3コマ)
(6) 静電誘導,電気容量(コンデンサ)
(7) 静電エネルギー
(8) 導体系を含む靜電場の解法
5誘電体 (約3コマ)
(9) 誘電分極,分極と分極荷電
(10) 電束密度,伝側線の屈折
(11) 誘電体における静電エネルギー,電場中の双極子
6定常電流 (約2コマ)
(12) 電流密度,電荷保存の式,電気抵抗
(13) 定常電流場,電気回路

  

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