2006年度上智大学シラバス

2006/03/30更新
◆情報化社会と情報倫理 - (前)
藤本 一男
○講義概要
情報技術と社会の関係を対称性という概念を軸に整理していく。技術と社会/人間の関係を考えてもらう。将来、エンジニアを志望する学生はもちろん、文系の仕事につく学生にも考えて欲しいテーマである。

講義は,ビデオなどで問題状況を把握してもらい,それと前後しながら,必要な基礎的概念を整理していく。毎回,リアクションペーパに記入してもらい,出席票を兼ねて理解度の確認を行う。講義中の私語は厳禁。携帯電話などの通信装置の電源はOFFにしておくこと。ノートをとるためにパソコンを使うことは問題ない。電子メールでの質問も歓迎。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
○テキスト
指定せず。講義は、プリントを配布しておこないます。
○参考書
必要なものは、講義の中で紹介します。
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://www.sakushin-u.ac.jp/~fujimoto
○授業計画
1講義概要
2情報とはなにか:情報に対する工学的アプローチと社会的アプローチの違いを学びます。
3社会の情報化と情報の社会化
4情報システムの浸透と「人」の関係
5情報システムの発展:SIS
6情報システムの発展:BPRというシステム構築技法
7企業情報システムへの侵入
8プライバシーと個人情報
9ネットワーク利用と犯罪行為
10著作権とデジタル技術
11専門家倫理(1):義務論、功利主義、概説。
12専門家倫理(2):専門家倫理と所属集団。倫理綱領。内部告発。情報処理学会倫理綱領を読む
13前期期末試験

  

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