2006年度上智大学シラバス

2006/02/16更新
◆科学技術英語Ⅰb - (前)
大槻 東巳
○科目サブタイトル
English for Science and Engineering Ib
○講義概要
科学技術に国境はなく,英語による情報収集,発信の重要性はますます高まっている。一方,科学技術の文献を読みこなし,様々な形で情報発信するためには,科学技術の文献独特の専門用語を熟知し,論旨を明確にし結論をはっきりと述べる必要がある。これは英会話や文学作品を読むことだけでは,身に付かない。科学技術英語IからVIは,こうした科学技術英語を系統的に学ぶ。なお,本課程は文部科学省から現代GP「グローバル社会における系統的科学英語教育」として支援を受けている。
科学技術英語Ibでは,アメリカの高校生が使っている物理の教科書を読み,物理用語の語彙を増やすとともに自然現象の記述を英語で理解し,表現出来ることを目指す。
○評価方法
出席状況(25%)、授業参画(25%)、レポート(25%)、小テスト等(25%)
4回以上欠席のものは不合格とする。
○テキスト
アメリカの物理の教科書は手に入りづらいので,以下の教科書を貸与する予定である。
Paul G. Hewitt "Conceptual Physics" Addison Wesley, 2002
○他学部・他学科生の受講
可 (理工学部生優先)
○ホームページURL
現在科学技術英語のWEBサイトを構築中である。追ってアナウンスする。
○授業計画
1科学における物理学の位置づけを英語で学ぶ(1または2コマ)。
2高校程度のニュートン力学を英語で学ぶ。特にこれらの法則とそれに関連した現象を英語で理解し,記述出来るようにする(4または5コマ)。
3高校程度の電磁気学を英語で学ぶ。クーロン,ガウス,アンペール,ファラディの法則などを英語で学び,それに関連した自然現象を英語で表現出来るようにする(3コマ)。
4高校程度の熱力学を英語で学ぶ。熱機関の振る舞いを英語で理解する(2コマ)。
5高校程度の波動現象を英語で学ぶ。干渉,屈折などの現象を英語で理解し,多くの具体例にふれる(1または2コマ)。

  

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