2006年度上智大学シラバス

2006/04/20更新
◆科学技術英語Ⅰa - (前)
大内 忠
○科目サブタイトル
English for Scientists and Engineers Ia (Mathematics)
○講義概要
 科学技術に国境はなく,英語による情報収集,発信の重要性はますます高まっています。一方,科学技術の文献を読みこなし,様々な形で情報発信するためには,科学技術の文献独特の専門用語を熟知し,論旨を明確にし結論をはっきりと述べる必要があります。これは英会話や文学作品を読むこととは、異なっています。
 科学技術英語Iaでは、数学に関する英語に慣れることを目的としています。英語で書かれた高校、大学初年レベルの数学のテキストを読み,英語による数学の用語を増やし、数学の記述を英語で理解し,表現出来ることを目指します。数学は他の科学技術の分野といささか異なり、数学自身がある意味では、科学を記述する言語でもあります。したがって訳をする際にも数学的内容の理解は特に重要です。
 なお本過程は文部科学省から「グローバル社会における系統的科学英語教育」として支援を受けています。
○評価方法
出席状況(15%)、授業参画(25%)、レポート(30%)、小テスト等(30%)
4回以上欠席のものは不合格とする。
○テキスト
英語で書かれた高校の教科書(貸与する予定)
Paul A. Forester
Calculus (concept and Applications), Key Curriculum Press、
および その他集合、幾何等の入門的テキストより、抜粋した内容。
プリントとして配布する予定。
○他学部・他学科生の受講
可 (理工学部生優先)
○授業計画
1最初に簡単な英語で記述された数学の小テストを行います。
2上記テキストより抜粋した内容(主として、微積分)の英語を理解し,慣れる。
3上記テキストのほかに、英語で書かれた他の数学のテキストより、適当な話題を選ぶ。 内容としては 集合、初等幾何学の興味ある定理などを予定しています。
さらに英語による数学の表現の理解力を高め、また記述してみる。


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