2006年度上智大学シラバス

2006/02/26更新
◆中東文化人類学B - (後)
赤堀 雅幸
○科目サブタイトル
「中東」の宗教・民族の多様性
○講義概要
「中東」の宗教・民族の多様性について考える。多くの日本人にとって漠然とした印象でしかとらえられず、またしばしばイスラームと単純に重ね合わせて理解されがちなこの地域の、さまざまな民族、宗教、人々の暮らしのありようを学び、より具体的で現実的な中東像を探求する。可能な限り、講義と学生の口頭発表を複合して展開する。
○評価方法
出席状況(30%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(50%)
簡単なリアクションペーパ2回の他、レポートもしくは講義中の口頭発表によって評価する。
○参考書
講義中に紹介していくが、とりあえず多数派であるイスラームとアラブに関するものを挙げておく。
東長靖『イスラームのとらえ方』山川出版社、1996年
大塚和夫編『アラブ』(暮らしがわかるアジア読本)河出書房新社、1998年
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~m-akahor/
○授業計画
1講義のねらいと進め方
2「中東」と「近東」と「オリエント」
3中東にみられる諸宗教
4スンナ派とシーア派について
5ユダヤ教徒について
6キリスト教徒について
7中東にみられる諸民族
8アラブ系の人々について
9イラン系の人々について
10トルコ系の人々について
11クルドとベルベルの人々について
12民族紛争と宗教紛争
13民族と宗教の柔らかな定義

  

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