2006/10/14更新
○講義概要 |
東南アジア文化論1に引き続き、カンボジアの文化について学びますが、東南アジア文化論1を履修している必要はありません。東南アジア文化論1と2はそれぞれ単独で履修可能ですが、1はカンボジア文化の豊かさを、2は現代史の中で破壊から再生へと向かう過程を概観することで、同じ文化に対して異なる観点から考える、補い合う関係です。 現代カンボジアをテーマにしたドキュメンタリー映像を使って、ひとつの文化の破壊と再生の過程について考えます。ゲストもお招きする予定で、また特別な予備知識やカンボジア語運用能力は必要としませんので、これまで東南アジアと縁のなかった方も内戦、難民、復興、援助などの実例を目にする機会として参加してください。 受講者の人数にもよりますが、教師からの一方通行にならないよう、みなさんの発言を求めたり、毎回コメントを書いてもらったり、ゲストにはみなさんの質問に答えていただいたりと、参加型の授業としますので、良い授業となるようご協力ください。
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○評価方法 |
毎回の出席カードへのコメントと授業への貢献(約6割)、学期末試験(約4割)で総合的に評価します。試験だけで単位は得られません。毎回コメントの提出を求めることで出席をとりますが、「出席」するためだけの遅刻入室、途中退室等、他の受講生に迷惑となる行為、代筆等不正行為はしないでください。
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○参考書 |
『カンボジアを知るための60章』明石書店(2006年6月発売予定)、他は各回の授業時に紹介します。 東京外国語大学カンボジア語研究室『カンボジア缶~開けてびっくり!?12のインタビュー~』東京外国語大学カンボジア語研究室・2001年 東京外国語大学カンボジア語研究室『いい話はカンボジアにある~在日カンボジア人十人へのインタビュー~』東京外国語大学カンボジア語研究室・2002年 東京外国語大学カンボジア語研究室『地球社会における日本人の役割~カンボジアを事例として~』東京外国語大学カンボジア語研究室・2003年
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○授業計画 |
1 | 内戦勃発から難民流出まで |
2 | 過去の清算(1) |
3 | 過去の清算(2) |
4 | 過去の清算(3) |
5 | カンボジア人ゲストスピーカーを迎えて |
6 | 難民キャンプのくらし |
7 | 未来を担う子どもたち |
8 | 「外」で継承される文化 |
9 | 故郷の再生 |
10 | 不公正からの解放 |
11 | NGOよりゲストスピーカーを迎えて |
12 | 心の歌 |
13 | 伝統文化の継承 |
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By:上智大学 学事センター
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