2006/02/28更新
◆国際法社会学(ケース・スタディ)1 - (前)
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川口 和子
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○科目サブタイトル |
国際法の生成・展開と、それに基づく国際秩序の形成・動態
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○講義概要 |
16,17世紀にヨーロッパに形成され始めた近代国際法が,世界大に広まってゆく過程で,国際社会と国際法がどのように相互連関しながら変化し転換していったかを国際システムのダイナミックスとして考察する。ヨーロッパ大陸の干渉を排除して形成された西半球(南北アメリカ大陸)の秩序の意味,ヨーロッパとアジア,ヨーロッパとイスラムの出会いの意味を,国際社会の拡大と国際法の発展の歴史としてとらえる。とくに日本への国際法の適用と,日本における国際法の受容の歴史を,19世紀後半の開国や,日清・日露戦争,満州事変などを中心に考察する。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(90%)
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○テキスト |
その都度、授業中に指示する。 田畑茂二郎『『国際法』第2版』 岩波全書,1966年 岡 義武『『国際政治史』』 岩波全書,1955年 廣瀬和子『『国際法社会学の理論―複雑システムとしての国際関係』』 東京大学出版会,1998年。
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○参考書 |
その都度,授業中に指示する。 寺沢一他編『『国際法学の再構築 下』』東京大学出版会,1978年。
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○授業計画 |
1 | 現代国際社会における国際法の意義はと法としての特徴は、歴史的に形成されてきたことによることを説明する。 |
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