2006/02/25更新
○講義概要 |
本講義で紹介する経済学の基本的考え方及び国際経済の基礎理論は,現代国際政治経済の諸問題の本質をより深く把握するための重要な道具である。主にミクロ経済学の基礎,貿易理論,貿易政策等を取り扱う。経済学の基礎的な知識を取得していることが望ましいが初心者でも努力次第では取得可能とする。国際経済学1と2は連続した講義として考える。
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○評価方法 |
前期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
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○テキスト |
クルグマン・オブズフェルド著(石井・浦田・竹中他訳)『国際経済―理論と政策:I国際貿易 第3版』 新世社・1996
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○参考書 |
矢野誠『ミクロ経済学の基礎』岩波書店・2001 ケイブス・フランケル・ジョーンズ著(伊藤隆敏監訳、田中勇人訳)『国際経済学入門:①国際貿易編 第9版』日本経済新聞社・2003 他の参考文献については初回の授業で紹介する。
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○授業計画 |
1 | 経済学の基本的考え方と限界I:市場経済の原理、自発的行動の原則 |
2 | 経済学の基本的考え方と限界II:合理的選択、貧困、経済学的分析方法 |
3 | ミクロ経済学の基礎I:消費者理論 |
4 | ミクロ経済学の基礎II:生産者理論 |
5 | ミクロ経済学の基礎III:市場均衡 |
6 | 労働生産性・比較優位・貿易(リカードモデル)I |
7 | 労働生産性・比較優位・貿易(リカードモデル)II |
8 | 特殊要素と所得分配 |
9 | 貿易の政治経済学の基本的理解 |
10 | 資源と貿易I:ヘクシャー=オリーン・モデル |
11 | 資源と貿易II:ストルバー・サミュエルソン効果とリプチンスキー効果 |
12 | 資源と貿易III:先進国内の国内貧富の差の拡大は第三世界との貿易のためか?(ヘクシャー・オリーン・モデルの応用) |
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