2005/12/21更新
○講義概要 |
戦後の世界に長期的な繁栄をもたらした国家間の経済協力はどのように実現したのか。また近年、グローバリゼーションの進展に伴って開発援助、地球環境、人権保護など様々な領域で地球規模の問題が発生しているが、これらの問題に対して国際社会は、これまでどのような対応を示してきたのか。この講義では、経済領域やその他の問題領域における国際協調において国債制度が果たした役割について考察する。とくに貿易、開発援助、地球環境保護などの問題領域を取り上げ、それぞれの領域において国際レジームあるいは国際組織が果たした役割について実証的かつ理論的に考察する。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(80%)
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○授業計画 |
1 | 戦後の国際経済における相互依存の現実 |
2 | 国際的公共財の提供における覇権国の役割 |
3 | 国際通商レジームの形成と変容 |
4 | ポスト覇権国の国際秩序 |
5 | グローバリゼーションと「埋め込まれた自由主義」 |
6 | 国際収支問題に対する国際通貨基金(IMF)の対応 |
7 | オゾン・レジームの形成と知識共同体の役割 |
8 | 気候変動レジームの形成と知識共同体の役割 |
9 | 「持続可能な開発」への世界銀行(IBRD)の対応 |
10 | 難民問題に対する国連難民高等弁務官(UNHCR)の対応 |
11 | 「官僚組織」としての国際行政組織 |
12 | グローバル・ガバナンスにおける国際制度の役割 |
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By:上智大学 学事センター
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