2006年度上智大学シラバス

2005/12/24更新
◆ロシア史2 - (後)
長縄 光男
○講義概要
19世紀から20世紀中葉(スターリン体制の成立)までのロシア(ソヴィエト)の歴史を概説する。
○評価方法
出席状況(30%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(60%)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1アレクサンドル1世の時代(19世紀第一4半期)のロシアの政治と経済と文化について概説する。
2「ナポレオン戦争」(1812年)の発端と終結に至る経緯を概説しつつ、この戦争がその後のロシアの歴史に対して持った意味について考える。
3「デカブリストの反乱」(1825年)とニコライ1世の時代:「デカブリストの反乱」の発端と終結に至る経緯を概説しつつ、この事件がその後のロシアの歴史に対して持った意味について考える。
4クリミア戦争と大改革:ニコライ一世が没し、クリミア戦争において敗北した後のロシアでいかなる改革が始まったかについて概説する。
5大改革の時代(1):農奴解放に始まるロシアの「改革」の実態を検証しつつ、ロシアが「革命」に行き着かざるを得なかった内的要因について考える。
6大改革の時代(2):大改革の時代の諸々の思潮(保守主義、自由主義、急進主義など)について概観する。
7ナロードニキの時代:ロシアの農本主義的革命思想とその運動の歴史について概説する。
8アレクサンドル3世の時代:ロシア資本主義の発達とそれに呼応したマルクス主義的革命運動の進展の状況について概説する。
9ニコライ2世の時代:日露戦争の敗北によりロシア経済が破綻し、革命運動が先鋭化してゆく経緯を概説する。
10革命時代のロシア:05年革命から17年革命にいたる「革命の時代」をロシアの内外の政治状況、経済状況、文化状況に即して概説する。
11十月革命とソヴィエト政権の成立:十月革命の成立の経緯を時系列的にたどり、その間のさまざまな可能性を検証しつつ、ソヴィエト政権の性質について考察する
12戦時共産主義:内乱時代のロシアの状況を「革命」側、「反革命」側の両サイドから考察しつつ、「戦時共産主義」の持つ意味について概説する。
13ネップの終焉とスターリン体制の成立:内乱の終結後のソヴィエト・ロシアに始まったかに見えた新しい時代が、やがてスターリンの独裁体制に移行してゆく経緯について概説する。

  

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